静岡大学サスティナビリティセンター

つくる責任、つかう責任 産業と技術革新の基盤を作ろう 陸の豊かさも守ろう
2023.06.13

プラスチック製容器包装廃棄物の高度選別装置の事業化

プロジェクトリーダー:佐々木 哲朗(静岡大学/工学部/教授)

プロジェクトの概要

 廃プラスチックを再資源化が求められている中で、新型コロナイルス流行に伴う巣ごもり需要等により容器包装廃プラスチックは更に増加しています。JSTSTARTプロジェクトにおいて、静岡大学、芝浦工大学、東北大学が協働し、電波と光の性質をあわせもつテラヘルツ波によるプラスチック素材の分別装置を開発、本装置を製造・販売するベンチャー設立を目指しています。

 テラヘルツ波を使用することにより、人間の目では判断できないプラスチックの素材が解ります。容器プラスチックにはポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの素材があり、周波数と透過率から判断することができます。この技術を用いることにより、リサイクル業者が手選別で行っている分別を助けることができ、有価物の獲得を促進します。