研究テーマ
高齢者介護を中心とするケアエビデンスの創出と利用に基づく自立共生支援AIの技術開発と社会実装
研究概要
少子高齢化とデジタル革命が加速する状況下で、従来は、医療、看護、介護、療育の分野や、材料、デバイス、機器システム、住宅など「専門」に分かれて行われてきた研究開発や事業開発を、「ケア情報学」のコンセプトで有機的に統合し、多様な「個性」をもつ人々の多様な価値観に応え、心身の健康と生活の質を高めるための産官学連携の拠点として、2019年12月に浜松キャンパスに本研究所を設立しました。
2018年11月に内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に採択された産学連携プロジェクト「“認知症の本人と家族の視点を重視する”マルチモーダルなヒューマン・インタラクション技術による自立共生支援AI の研究開発と社会実装」が母体となっており、静大発ソーシャルベンチャーのみんなの認知症情報学会と連携し、石川県加賀市をはじめ、全国各地の医療介護施設、機器サービス等の企業と協業するオープンイノベーション体制で研究開発を進めていきます。
高齢者の心身健康データを多面的に収集し、ビッグデータの機械学習が主流のAI技術だけでなく、さまざまなAI/IoT技術を組み合わせ、複数の観点からデータに意味付けする「マルチモーダルAI」技術をコアに、みんなが健康で豊かに生活できるまちづくりに貢献する技術開発を進めます。
▼研究所サイト
https://project-kenkyu.shizuoka.ac.jp/introduction-pj-labo/y2019/1-002