2023.06.08
多文化共生研究所
所長:山本 達也(静岡大学/人文社会科学部/教授)
研究テーマ
静岡市における「草の根」レベルでの実践型多文化共生研究
研究概要
<研究の目的>
本研究所は、少子高齢化に伴う労働力不足に起因する外国人労働者の誘致や、留学生の招致を通じて国際化に取り組む静岡市における多文化共生の状況や、地域で生じている各種の問題の背景を、
① 人文社会科学を専門領域とする各班員がフィールドワークを軸とした研究手法を用いて学術的に分析し、静岡市の多文化共生をめぐるデータとしてアーカイブ化する。
② 得られた知見をもとに問題解決に向けて本学の留学生や行政、NPOと連携するためのプラットフォームを創出し、関連アクターと共同して解決のための提言を行う。
<達成すべき目標>
以上二点を研究上の軸とし、静岡に暮らす人々の具体的なニーズを研究活動を通じて踏まえ、また、海外出身者と静岡で生まれ育った人々が静岡市の自然環境や地場産業を媒介として具体的に交流できる(=静岡を通じてお互いを知る)仕組みを学術的な知見をもとに創出する静岡型「草の根」多文化共生モデルを提案する。加えて、本研究プロジェクトの成果を本学の授業や市民開放講座にて還元することで、本学の学術研究成果を行政と地域の人々双方へ向けられた地域貢献の形として提示したい。
▼研究所サイト
https://project-kenkyu.shizuoka.ac.jp/introduction-pj-labo/y2022/4-031