研究テーマ
学内外のミュージアムリソースに基づいた自然史的研究およびその収集・情報化・保全・利活用に関する文化社会学的研究
研究概要
「ミュージアムリソース」とは,学術に資するモノやそれから発する情報,ひいては学術を取り巻く環境までも含めた全般として規定される。本学は,設立時期が国立大学としては後発で,かつその母体となる教育機関が戦災で甚大な被害を受けるなど,他の国立大学と比較して,引き継がれてきたミュージアムリソースが比較的乏しい側面があるが,開学70年を経過した現在,様々なミュージアムリソースが学内に蓄積されているが,それらは散在している。
本研究所では,これら広範なミュージアムリソースの個々の価値を再認識し,その情報を一元化して毀損散逸を防ぐとともに,広くアクセス可能なものとする。これによって,学内外から新たなミュージアムリソースを収集して,本学の研究領域を広げる基盤づくりを行う。本学のミュージアムリソースの充実によって,新たな学問の創出や文理融合的・学際的研究を創出する。ここで培われた新たな研究を介して,本学のもつ学術的エッセンスを市民に向けて発信する場を全学的なネットワークとして構築する。ミュージアムリソースの利活用は,本学キャンパス全体を在学者・来学者双方にとって,アカデミズムを視覚的・体験的に感じる場とする。
▼研究所サイト
https://project-kenkyu.shizuoka.ac.jp/introduction-pj-labo/y2022/4-028