サステナビリティセンターは本学理学部の徳岡研究室が開発した樹木判別アプリ・Find Treeを用いた実践的な環境教育プログラムの開発に取組んでいます。このアプリは、学内の樹木に貼付されたQRコードをスキャンすると、その樹木の名称や特徴が表示されるというもので、現在静岡キャンパスにある90樹種が登録されており、スキャン済みの樹種はアプリで表示されるため、全樹種のスキャンをめざすといったゲーム感覚で学内の樹木について知ることができます。

すでに理学部ではこのアプリを用いた授業が行われていますが、サステナビリティセンターではさまざまな学部の在学生、さらには中学生・高校生などを対象として、このアプリを通じて、樹木・森林環境の保全や資源の持続可能な利用に関心を持ち、環境問題への学びのキッカケとすることができるような教育プログラムの開発、実践に取組んでいます。すでに2022年9月には全学で行われたSDGｓスペシャルウィークにおいて来場者を対象とした体験企画を実施していますが、2023年度はとくに中学生向けの教育企画の開発や実施準備を進める予定です。

（教育・アウトリーチ部門部門長　板倉美奈子）