静岡大学サスティナビリティセンター

2024.04.22

チリツィ・マルワラ国連大学学長の講演会を開催しました

去る4月18日(木)に、静岡大学および静岡理工科大学は、昨年締結した包括連携協定にもとづく活動の一環として、チリツィ・マルワラ国連大学学長講演会「AIとSDGs:テクノロジーは雇用と教育をどのように形作るのか」を共同で開催しました。講演会に対する関心は非常に高く、本年4月に新たに開設された静岡理工科大学グループ静岡駅前キャンパスの会場には、200名近くの聴衆が集まりました。

マルワラ学長は、講演において、AIにより仕事のあり方が今後大きく変化していく中、新たなスキルを身につけることができるように、基礎教育や高等教育のあり方を根本から見直す必要があり、そうした見直しが誰一人取り残さないものであるためには、SDGsの視点をもつことが重要であることを指摘しました。AIを幅広い視点から捉える学長の講演に対し、参加者からは、データが民間企業に所有されている状況をどうするのか、AIを身近なものと感じるために何ができるのか、AIを作る人間の倫理性をどのように形成するのか等、重要なテーマに関して質問がなされ、活発な意見交換がされました。

講演会終了後は、マルワラ学長、日詰一幸静岡大学学長、木村雅和静岡理工科大学学長他、三大学の関係者による懇談の場が設けられ、SDGs推進に向けた各大学の取り組みを共有するとともに、今後の連携に向けて意見交換を行いました。