2023.06.13
次世代シーケンサーを用いた解析の支援と受託サービスのご紹介
プロジェクトリーダー:兼崎 友(静岡大学/静岡共同利用機器センター/特任助教)
プロジェクトの概要
静岡共同利用機器センターゲノム機能解析部では、遺伝子やゲノムを構成するDNAの配列情報と機能を解析するための機器を始めとする多数の共同利用機器を管理・運営しています。特に近年の高速かつ大規模なゲノム解析技術の中核となる機器である次世代シーケンサー MiSeq(Illumina社製)等を利用して、最先端のゲノム研究を推進しています。
次世代シーケンサーはゲノム解析だけでなく、個々の遺伝子に由来するmRNAの発現状況をモニタリングするトランスクリプトーム解析や、特定環境に存在する生物集団の構成比の概要を明らかにするメタゲノム解析などにも応用可能な機器なので様々な用途に利用できます。
我々は学内向けゲノム研究支援だけでなく、学外からの受託解析にも積極的に取り組んでおり、駿河湾の深海魚の腸内細菌叢に関する共同研究や、静岡県内で単離された乳酸菌のゲノム解析を通じた付加価値向上の試みなど、既に多数の実績を上げております。産学官からの要望に対してこれまで以上に積極的に応えていきたいと考えておりますので、まずはお気軽にご相談ください。当受託解析サービスの利用手順につきましては 以下のURLよりご参照ください。
▼静岡共同利用機器センターゲノム機能解析部
https://www.shizuoka.ac.jp/idenshi/NGS_gaibu_Top.html