2023.06.13
旧制静岡高等学校関係資料の整理・展示
プロジェクトリーダー:貴田 潔(静岡大学/人文社会科学部/准教授)
プロジェクトの概要
1922年に設置され、翌年に開学した旧制静岡高等学校は、静岡大学人文社会科学部や理学部の前身に一つに当たります。静岡市大岩にあった旧制静岡高等学校の校舎(戦後は静岡大学文理学部として使用されました)はすでに取り壊されてしまいましたが、同校の事務や学生寮、校友会などに関する資料の多くは、現在も静岡大学人文社会科学部に所蔵されています。このプロジェクト(主管は静岡大学人文社会科学部大学アーカイヴズ委員会)では、主に以下のような活動をこれまで行ってきました。
資料の整理:
貴重な資料を永く遺していけるように、資料目録を作成しました(その概要については戸部健「旧制静岡高等学校関係資料の整理作業に関する経過報告」(『地域研究』創刊号、2010年)をご覧ください)。その上で、現在、各資料を中性紙封筒に入れる作業を継続しています。また、資料のなかには、写真も多く含まれています。プロジェクトではそうした写真をデジタル化し、利便性を高めました。
資料の公開:
資料の内容を広く知っていただくために、写真資料の一部、および『庶務課日誌』の一部を整理し、資料集として刊行しました(『旧制静岡高等学校関係写真目録』、『旧制静岡高等学校関係写真帳』、『静岡大学人文社会科学部所蔵旧制静岡高等学校・静岡大学大岩校舎関係写真帳』第1~3集、『旧制静岡高等学校 大正十二年庶務課日誌』『旧制静岡高等学校 大正十三年庶務課日誌』)。また、人文社会科学部A棟ロビーにて、年1、2回程度資料展示を行っています。さらに、資料の利用を希望された方々に対しては、申請いただいた上でこれまで個別に応じてきました。
▼詳細URL
https://www.hss.shizuoka.ac.jp/oshs/